「遊びの中に 学びがある」子ども達のがんばりを評価する新感覚の脳力トレーニング｜脳トレEQジム

脳力検査のきっかけは、ある1人の生徒からでした。現在中3のA君、彼は2年前の5月に入塾、しかし、それから1年経っても定期テストは1科目30点台の状態がずっと続いていました。中2の冬休み、「このままではいけない」と彼と話しをして、次の学年末テストに向け、とにかく課題をこなそうと提案。それから1～2か月過ごし、「これだけやれば60点はいくだろう」という量をこなしました。（彼が解いた問題は全て私が目を通し、×が〇になるまで、一つ一つ指導をしています。やらせっぱなしという訳ではありません）
そして、満を持して臨んだその学年末テストですが、やはり結果は変わらず・・・2人して大いに落ち込みました。何か他に原因があるのではと思い、彼と話しをしました。曰く「テストになると頭の中が真っ白になる」とのこと。彼がそういった部分でこれまで苦しんできていることに気づくことができなかった自分が恥ずかしくなりました。
そこで渕ノ上先生にその旨を相談、「検査がきっとお役に立てますよ」とのことで、彼のお母さんに検査の目的を説明、受検することとなりました。そして判定結果かから見えてくる今後の指針立ては生粋の塾屋(科目指導のみ)である私の範疇では出来ないものでした。
そのアドバイスは、自分の「こころ」を知ること、そしてその長所と短所に如何に向き合うのかというものでした。前述の「頭の中が真っ白になる」とはこころが暴走しているんですよ、と説明され、目から鱗が落ちる想いでした。それをどうセーブするのか、具体的な指針もあり、それを彼とお母さんに説明し、再びテストに向けて二人三脚の日々を過ごしました。そして迎えた6月の期末テストは5教科でなんと70点以上もアップしました。これまで何をやってもというジレンマから解放された彼の笑顔が印象的でした。「こころ」を知ることの大切さを思い知らされました。