卒業生の声 益満遥士さん

益満遥士さん(2022年度高校部卒業生)の保護者様より

初めてラーニングポイントの授業を受けたとき、息子は5歳の元気な男の子でした。元気な幼稚園生だった息子は、ラーニングポイントで学びながら好奇心旺盛な小学生となり、やがて多感な中学生になり、志望した甲南高校に合格してからはSSHの研究と学習を両立する多忙な日々を送りました。
そしてこの春、筑波大学で物理学を学ぶ大学生としての生活をスタートさせました。ラーニングポイントに通い始めてから13年の歳月が流れたことになります。
多忙な高校生活では泣き言も言わず、定期試験も実力試験も結果を出し続け、SSHの研究活動では全国クラスで評価され、たくさんの賞を獲得しました。夫は真っ直ぐに努力する息子に力をもらい「自分も頑張らなければと思えるんだよ」と話していました。
高校3年間はコロナ禍の制限の中でしたが、息子は楽しみを見い出しポジティブな心を保っていました。そして、他者のよいところ、素敵なところに目を向ける暖かな心を持つ青年に成長しました。
中学、高校の多感な時期に「自分はどう生きるのか?何のために学ぶのか?」という明確な目標を持てたからこそ、目標に向かって挑戦し、望む結果を手にすることができたのだと思います。
息子の学力、そして健やかで折れない心は「ラーニングポイント」で培ったものです。「楽習基地」であるラーニングポイントは単なる塾ではなく「最先端の寺子屋である」と私は考えます。
偏差値が大幅に上がる、希望する学校に合格する、それは結果としてついてきます。でもラーニングポイントの最大の強みは「それぞれの子どものよいところに光をあて、能力を発揮して社会で活躍できる力を育む」という点です。
時代のうねりは激しく、高学歴だけで幸せが保証されることはありません。それぞれの持つ強みを発揮し、心折れずに努力を重ね、しなやかに生き抜く力が必要です。偉人を育てた寺子屋のような環境があれば「自分の足で人生を切り開く力」が育つことでしょう。その現代の寺子屋が、ラーニングポイントなのだと私は思います。
柔軟性のある、そして脳力が開発されやすい小学生のうちに通い始めることで、多感で難しい思春期に最も力を発揮し、わが子の未来を切り開くことができます。これは母親として、そして発達心理学を生業とする私の実感です。自ら勉強する子どもに育てたい、困難に負けない子どもに育てたい、人と関わる力を育てたい…そんな思いを持つ保護者の皆さんに、私は自信を持ってラーニングポイントをお薦めしたいと思います。

益満遥士さん(2022年度高校部卒業_筑波大学物理学群合格/共通テスト85%得点)

私は、ラーニング・ポイントに幼稚園の年中の頃から通っていました。先日、高校を卒業すると同時に、ラーニング・ポイントも卒業し、大学に進学しましたが、今の私が夢に向かって突き進められるのは、間違いなくここで学んでいたおかげだと思います。
私が特に学んだことは、客観性と探究心だったと思います。
幼少期の私は、ともかく自分軸のみで生きていました。そのため、一つの物事に取り組むEQジムの中でも対戦部門では勝てないことが多かったです。そして勝つために、先生からアドバイスされた、「相手が何を考えいるのかを考えること」を意識し始めました。この視点のお陰で、私は周りの人のことを見る視野と、客観的に物事を見る力を身につけられ、先生が常々仰っている「利他の心」に対する理解を深めることができたと思います。

まだまだ実践が足りていませんが、この学びをもとに、社会に貢献したいと考えています。 中学時代には、勉強に本格的に取り組み始めました。私は初めの内はできないことばかりだったので嫌になることもあったのですが、ラーポ式の勉強方法が私に「勉強は楽しい!」と思わせてくれました。それは、発見ノートによる「初めはできなくていい、一つの問題とじっくり向き合い対話して、できないことを一つずつできるようにすれば良い」というものです。このお陰で、元々私が持っていた「探究心」を、確かな武器にして学ぶことができたと思います。
そして、高校時代はプチ実践のときだったと思います。
高校で私は、ESS部やSSHの課題研究、その他UKや模擬国連、トビタテなど、興味を持ったもの全てに取り組み、ラーニング・ポイントはそれらを全力で支えてくださいました。そのプチ実践の中で、今までの客観性と探究心という学びが大変活き、ラーニング・ポイントでの学びは間違いなく社会で生きる力に直結している!と確信しました。
ラーニング・ポイントでの学びは、困難な今の時代に、社会の中で自分が自分らしく生きられるための学びだと思います。この学習基地で学べたことを一生忘れません。

フッチー(塾長)より彼の解説

彼は、5才の時にこの教室に入ってきた時の印象、それは、とてもいろんなことに興味を持つ生徒ということでした。それから小学校低学年、高学年と成長する中で、学力は一般的な生徒でも、その好奇心と受け入れる素直さに教える側も楽しませてもらいました。 そして、中学生になり「順位」というプレッシャーがかかる中、本格的な「学習」を始めました。EQジムにおける所見問題の対応力のさることながら、冷静に問題や人と向き合えることが、彼の魅力となりました。高校受験の際、受験校に迷いましたが、彼の探究心を伸ばすのは「SSH活動をしている高校だ!」と思って提案し、彼もそれを受け入れ、多忙な高校生活が始まります。その後、難題や課題をクリアしながら、彼の能力を活かせる大学をいっしょに探し、筑波大学が見えてきたので、そこに向けて学習と研究を続けました。
彼は弱音を吐くことなく、事あるごとにしっかり相談してくれたため、いっしょに悩み、ともに考え、そして思い描いたビジョン通りの進学先へ。(決して強制ではありませんw) 以下は彼の中3卒業時から高校3年生までの学習以外の活動実績です。

【受賞歴および研究発表参加歴】中3卒業時から高校3年間で

  1. 1.岩崎賞 (岩崎育英文化財団 令和2年3月)
  2. 2.優良賞 第2回鹿児島県SSH交流フェスタ ステージ発表部門(鹿児島県SSH連絡協議会主催 令和2年11月)
  3. 3.奨励賞 奈良女子大学サイエンスコロキウム(奈良女子大学理系女性教育開発協同機構主催 令和2年12月)
  4. 4.第6回高校生国際シンポジウム 参加・発表証明書(一般社団法人 Glocal Academy主催 令和3年3月)
  5. 5.優秀賞 第3回鹿児島県SSH交流フェスタ ステージ発表部門(鹿児島県SSH連絡協議会主催 令和3年11月)
  6. 6.特別賞 (九州大学 世界に羽ばたく高校生の成果発表会 令和3年12月)
  7. 7.優秀賞 (京都大学ポスターセッション 令和4年3月)
  8. 8.R4年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会 研究発表(文部科学省 科学技術振興機構主催 令和4年8月)
  9. 9.優勝 鹿児島県高校生英語ディベート春季大会(鹿児島県高等学校文化連盟国際交流専門部主催 令和3年5月
  10. 10.甲南高校同窓会海外派遣事業「学びにUK」(令和3年度イギリス研修候補生選出)など、多数の受賞履歴があります。

私たちが求めている「学力」は、ただ得点力や高い順位にいるための学力ではありません。それはあくまでも副産物。そして、進路指導はただ偏差値の高い学校を提案するものではありません。その子の能力や個性に合った場所で輝き、そして社会で人のために生きる「利他のこころ」を持っていただくための挑戦です。それを彼はしっかりと乗り越えてくれたのです。
今後、彼の好奇心と探究心そして粘り強く取り組める集中力が、彼自身の飛躍につながり、日本や世界に貢献する人になって欲しいと思っています☆

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